Last day for preparation 搬入直前です。

いよいよ大詰めです。ようやく12枚のカレンダーのイラストに色を着け終わりました。額は味のある古い額が好きなので、ずっと前から蚤の市やフリーマーケットに行くたびにチェックして良いのがあると買って集めていました。小鳥と女の子は古い木がそのままの額に入れました。まるでとまっている枝の幹で作った額のようです。白い花のモチーフは切り抜いてあるので、目立つようにバックは黒に。

集めてはいたのだけど、まだまだバリエーションが少なくてぴったりくるのが見つからないものもありました。仕方なく新品の額を買いに行ったのですが、そこには気に入るのがありませんでした。そこで、ガラスだけの縁なし額を買って自分で縁を作る事に。時間もあまりないのにどうしよう…といいつつ。縁の部分はフランスの伝統製本に使われている模様の入った紙。この紙のマーブリングは一枚一枚マーブリングの職人さんが作った物。以前、住んでいた”ルヴシエンヌ”という小さな街に住んでいた時、家のご近所にマーブリングのアトリエがあって、そこを見学させてもらった時に頂いた”マーブル紙の切れ端”を使ってみました。マフラーといいコンビでしょう？

そして少し前に描いたこの子▶は２枚のガラスにはさんで水張りテープで閉じました。下の紙が見えます。

なぜ透明にしたかといいますと、実はこの厚紙は古い写真の台紙なのです。裏には、写真屋さんのマークが印刷されているのです。額だとせっかくの裏面が見えなくなってしまうのがもったいないなぁという訳でした。ガラス２枚で重みがわりとあるので、ペーパーウウェイトとして使ったら素敵かなぁなんて思いながら作りました。

とそんなこんなで、意外に時間がかかってしまった額入れ作業。でも、ようやく終わりました。裏にはネームカードを貼ってサクラビスケットの頭文字”SB”のはんこで割り印。タイトルとサインと日付を入れて出来上がりです。

今回の飾る絵はこんな感じ(とりあえず家に飾ってみました)です。さきほど梱包して大きなバックに絵を詰めました。さて今日はいよいよ搬入です。みんなの作品がギャラリーに届いているので、箱を開けるのが楽しみです。それでは少しだけ眠って(徹夜はさすがに厳しいので)搬入に行って来ます。

パリのグループ展まであと１日…です。いよいよ明日からです！

どうぞパリにお住まいの方、期間中パリにご旅行の方、ぜひ観にいらして下さい〜。

１５人の日本人クリエーターによる贈り物がテーマの展示です。

Cadeaux de Noël :: クリスマスの贈り物

http://cadeauxdenoel.chibiru.com/

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