Oct 31, 2015

Phosphorescence フォスフォレッセンス


飛ぶように日々が過ぎて行くこの頃です。またしてものご無沙汰、みなさまはお元気でしたでしょうか?クリスマス前の展示を目指して陶器を作る日々ですが、合間にイラスト&コラージュの作品も作っています。上の作品は今朝出来上がって、先ほど日本に郵便で送りました。タイトルはフォスフォレッセンスphosphorescence…燐光という意味なのですが、最近知りましたその語源の意味。先日、息子がいとこからドラゴンの人形をもらったのですが、それが電気を消すと蛍色にぼーっと光る、いわゆる夜光塗料のぬってある物。そのドラゴンの事をみなが「ドラゴン・フォスフォレッソン」と呼んでいるではないですか。フォスフォレッソンって、壁に星座の夜光シールがはってあって、電気を消すと壁に星座がきらめく(子供の頃憧れた)あの光…。または電気を消すと光る時計の文字盤の数字…あの光の事をいうのか!…と。あれ、その言葉どこかで聞いたけれど、なんだっけ?思い出しました。20代の頃…好きだった太宰の短編「フォスフォレッセンス」当時、その言葉を辞書で引いて「燐光」とあって、どんな色だ?人魂みたいな色かな?でも本物見た事ないし…と思ったくらいだったのですが、何十年も時をへて今さら、この色の事だったのか!と腑に落ちたのでした。あのひと、のもらった花束の花と同じ花…を少女に持たせてみる事にしました。



電気にしばらくかざしてから、暗闇に持って行くとこんな感じに光ります。
フォスフォレッセンス。

大阪は中崎町にある「乙女屋」さんの8周年アニバーサリーイベントに展示させていただきます。
詳細はこちら


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