Apr 18, 2015

Michiyo YAMASHITA Solo Exhibition in Osaka 大阪での初個展


パリの小さい我が家に戻ってきました。みなさまはいかがお過ごしでしたか?実家に小さい陶芸窯を導入したのですが、そうなるともちろん制作したくなりますよね〜。いつもはご近所さんの陶芸家、Sophieソフィさんに窯をシェアさせてもらっているのですが、今年は展示よりも一月早い2月頭に実家に戻って、3月の展示(5つあった)の準備していました。毎年参加している東京は下北沢でのグループ展”お砂糖通り人形店”とデパートの催事(友人のセレクトショップの店舗にいくつか作品を置いてもらう)が3つ、そして大阪での初個展(週末のみの短い展示ではありましたが)。今回はその大阪市西区北堀江にある着物とヘアメイクのお店”アヴェリ・ド・ソワ”の個展のお話。最近は陶芸にハマってしまい、陶芸作品ばかりを作っているのですが、もともとはイラストレーターでスタートしたので、今まで参加してきた展示は数で言えばまだ絵の作品の方が多いです。でも、私は神奈川出身なので、ずっと活動は関東が主でした。昨年初めて、大阪の阪急うめだ本店での催事でmukapu+という限定ショップに参加させていただいた時に、大阪でのご縁が広がり、今回の展示になりました。ひと月の間にがんがん作品を作って…と思っていたのですが、2歳になる息子を連れて帰って来ていたので、週3で一時保育で預かってもらえたのですが、思っていたより時間は全然足りない!!催事の為に数をそろえなければと思ってアクセサリーやカップをいくつもを作っていたら、かんじんの個展の為の大きいものの数が揃わなくなり、思い悩んだ挙句、以前の展示作品でどうしても気に入っていて手離さなかった物が実家に眠っていたので、それらを展示する事にしました。






大阪で陶器以外の作品を展示するのはまだあまり無かったので、一度発表した作品を並べる…というのもありかしら?と思って。飾ってみると、その当時好きだった世界やら…その時思っていた事やら、がよみがえりひとり…しばしにやにや。アヴェリ・ド・ソワはヴィンテージ着物(アールデコな柄だったり、粋な江戸小町が着るような)とお帽子(シルクハットだったり、ハリウッド女優がかぶっていたような素敵な)がコレクションされていて、それをレンタル出来たりもするお店なのですが、今回はコラボで帯を作る…というお話もいただいていました。上の写真、壁の左側からななめに3っつ並ぶ額はその為に描いたイラストなのですが、今回は花で3点という事になりまして、残念ながらボツという事になってしまったのですが、絵としては気に入っていたので、展示させていただく事にしました。結局薔薇、菫、椿の3点でいくことになり、この展示にはその中の椿の帯が出来上がりました。一枚目の写真”豚がーる”が締めている帯がその椿帯アヴェリさんの記事はこちら→です。いかがですか?私も会期中はその帯を締めて二日間過ごしました。薔薇と菫の絵はじっくりと時間をかけて、また商品になる予定なので、乞うご期待!




展示した2枚の大皿はパリで2007年に行った個展のために描いた物です。その頃はまだ陶芸とは出会っていなくて、でも、生活の中で実際に使う事の出来る物が作りたくて、家庭用オーブンで絵付けが出来るという絵の具を使って描いた物です。このオリジナルはとても気に入っていたので、どうしても売りたくなくて、展示中にオーダーを受けて、数日中に仕上げてお渡しするという風にした物でした。その頃、今住んでいるアパートに住み始めてまだ間もない頃で、この街で生きて行こうと決めた頃で、近所にある双子の塔の教会(我が家の窓から見える)と大好きな回転木馬に乗る少女の絵を描きました。皿に書いてありる文字はこんなの。日本語の文は裏面にあります。[Bienvenue mon château] S'il y a des roses ,quelques petits gateaux et un peu de vague à l'âme, je pourrais vivre ici. 「ようこそ私のお城へ」いく輪かのバラとお菓子、そしてほんの少し”切ない”があれば、私は”ココ”で生きていける。[Carrousel de Paris] Les manèges trounent en rond, immobiles. ma vue de Paris est imaginaire,parce que j'ai la tête qui tourne...「カルーゼルどパリ」くるくる回る木馬から見える景色はそうぞうとあこがれでふくらんだ、本当とはちょっと違う巴里。



でも、新作陶器の作品もいくつか展示しましたよ。シルクハットのムッシュウのランプまるで何かにひらめいているかのような、と白い少女の花挿し、もしくはろうそく立て。



羽を抱えている、ハチドリ頭の女は”歌うたい”です。これは2012年のソウルでの個展のために作った作品。胴体の部分は布を使ったオブジェアーティストVéronique Lafont作でお互いに作品のパーツを交換しあって作ったコラボ作品Mi-Vero Project



会期前夜にはその晩やはりパリから来日中のデザイナーMarianne Batlle(シネマやモード界のアイコン象ったビーズ刺繍のブランド)さんの作品オーダー会と私のウェルカムパーティーの記事はこちら→をしてくださいました。その合間にジャズ歌姫のプチコンサートも有ったり…色々なかたとお会い出来た楽しい夜でした。



展示初日の朝一番に神戸から駆けつけてくださったお客様がお皿と絵をお求め下さいました。3月頭に東京で参加していたお砂糖通りの展示の事もチェックしてくださっていて、とても嬉しかったです。その他にもブログを読んで来てくださった方がいらしたので、ブログってすごいのだなぁと感心しました。



お忙しい中駆けつけてくださったみなさま。遠くから足を運んでくださった方。そして、アヴェリのスタッフのみなさま。そして、玉置さん、由美さん。どうもありがとうございました!!!



大阪ではアヴェリのオーナーのひとり、ヘアメイクの三浦由美さん(アヴェリドソワは彼女と着付け師の玉置さん、おふたりのお店なのです)のご自宅の一部にあるアトリエに泊めていただいていたのでした。髪で作った大きなリボンやら、エッフェル塔のウイッグ(髪飾り?)がアトリエのあちこちに。壁に貼ってある物の中に(中央やや右寄り)私の描いた由美さんと娘さんの似顔絵発見…。これは去年の夏にアヴェリさんの企画で写真を送ってもらって似顔絵を描くという企画の時に描いた物。貼って下さっていて嬉しい。




あれ?この大きなウイッグなんかみた事が…と思ったら、発見しましたよ。




大好きな雑誌Palm maison 011のACHACUMとCapiのページの中に。それと全く同じ物ではないかもしれないけれど、ヘアメイクはやはりMiuraさんでした。すご〜い!



ぜひ壁に絵を描いて…とのご注文だったので、森に住むうさぎとその足元に小さいマーガレット頭の女の子(この時点ではまだいないのですが、翌朝に描き足しました。その後京都(の友達の陶芸のお師匠さんの登り窯の見学に行きました)へ行って夕方、関東へ戻りました。4日間の大阪の旅、盛りだくさんの楽しい旅でした。

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