Aug 6, 2010

Ile d'Oleron オレロン島へ


アルザスで週末を過ごした後、今度はフランスを大横断して大西洋側に向かいます。”オレロン島”は大西洋岸のボルドーより少々北、港町ラロシェルのすぐ近くに浮かぶ島です。リゾート島として有名なレ島のとなりの島(といっても大橋が‘70Sにかかったので車で行けてしまいます)。ここもバカンスの家がいっぱいあるのですが、もうちょっとローカルな雰囲気です。F氏の中学時代からの友人S氏の家族のバカンスの家で休暇を過ごさない?…とお誘いがあったので。S氏の兄弟、友達…期間をずれながら集まって総勢12名+3乳幼児。なんとにぎやかな。でも、昼食と夕食以外は、それぞれのペースで、のんびりしたバカンスを楽しみました。ここのお家がとても素敵で門を入るとオリーブの木や大きい松ぼっくりが成っている(大人のこぶし2つ分くらいのサイズ)松、ラヴェンダーにタイムやらのハーブ類が香ってテーブルに藤椅子、ベンチや寝椅子などが置いてあって雨さえ降っていなければ一日過ごしたい(実際ほとんど庭で過ごしました)中庭が広がっていて、遠くまで続く裏庭には杏子色をした実をたわわにつけたミラベルの木。なんて豊かな空間。この島で1週間充電してきましたよ。


やっぱり島に来たからには泳がなくっちゃ。でも昼間は日差しが強いので午前中に行きます。バカンスの家から自転車で10分(徒歩だと20分)くらいで浜辺に着きます。


さあ着きました、海です!車の通れない道の先にあるので人が少なくてくつろげます。写真左手の方へ浜辺を歩いて行くと”ナチュラリスト”のビーチがあるそう…ふふふ、それってヌーディストってことですよね。


水曜日には街で市場があるのでお魚を買いに行きました。朝がゆっくりな私達、おまけに自転車で行って迷ったので着いたのがお昼過ぎ…朝市は片付けモード。でも、しっかり”モンゴイカ”と”イワシ””サバ”を仕入れて来ました。


そして家のすぐ近所に有機野菜の直売をする農家があるので、お野菜はこちらで。月水土の午前中営業です。


色んな色のトマト、インゲン、玉ねぎ、ピーマン、丸いズッキーニ、じゃがいもetc...形は悪いけど味が濃くて美味しかったですよ。


ある日のお昼ご飯。赤ピーマンとトマト、バジルの冷製パスタとメレゲス(羊肉のスパイシーソーセージ)BBQ。男達の料理です。そうそう、パスタの横に写ってるパンはS氏の弟Tくんの手作り全粒粉のパン…彼は食いしん坊でお料理上手。”ふくらまなかった”そうですが、なんのすご〜く美味しかったです。


そしてこれは”ミラベルのタルト”これはミラベルが夏のフェイバリットフルーツというF氏のすぐ上のお兄さん(夫婦と赤ちゃんも山の家の後、一緒に行きました)作。黄金色のまさに”太陽のタルト”美味しかったですよ。


お昼ご飯の後はゲームをしたり、コレは番号のある木製ピンを丸太を投げて、倒したピンの点数を加算して行って、誰が先に50点(ぴったりじゃないと25点からやりなおし)取るかを競うゲーム。集まっている木を倒して飛んだ位置に立てて倒れた数が1本なら書いてある点数、数本なら倒した数を加算します。そうそう、このバカンス、茶虎の猫くんも1匹参加してたのです。彼は旅慣れていて、ここにも何度か来ているので、我が物顔でお庭をのしのし歩き回ってましたよ。


昼寝をしたり。F氏と甥っ子”るしあん”くん。


そして、日が傾いて涼しくなった頃、また浜辺へ行ってひと泳ぎ。


でアペリティフの時間になるとTくん作のカクテルが出て来たりして…この晩はピナコラーダ。奥に見える大瓶の半分がラム酒だというのですから、飲み過ぎ注意です。別の日には”生フランボワーズ入りモリトー”が出たのだけど、これが素晴らしく美味しかった。残念ながら写真撮り忘れました。


牡蠣も食べました。シーズンは秋からなのですが、この島は牡蠣の養殖が盛んなのでやっぱり食べたいですよね。なんか、クリーミな味で美味しい。私はどちらかというと生よりはカキフライとかが好きなのですが。エシャロットとお酢で食べたらかなり沢山行けてしまいました。


夜もひんぱんにBBQ。市場で買ったイワシはTくんがマリネしてくれたのを焼いて。マリネするとぱさぱさにならない!これは発見でした。私もこれからはそうしよう。ちなみにBBQの焼き担当はF氏でした。


山盛りのパスタサラダ。なんとマカロニ1kg使用…すごい量です。で、中央のオーバル皿はモンゴイカをニンニクと菜種油で炒めてラム酒を振って火を入れてフランベしたものに、赤ピーマンはオーヴンで黒くなるまで焼いたのを皮むいて切てエシャロットと塩、胡椒バルサミコ、生のコリアンダーを添えて。S氏兄弟イカ嫌いだったのだけど、これ気に入ってくれました。”今まで食べたイカは全部ゴムのように固かった”そう。イカは火の通し過ぎにはご注意ですよね。というような、よく遊びよく食べて、よく飲んだ(一日でワインのボトル9本とか開いていました。その日は確か大人が6人だったはず)島での休暇です。こうやってみんなめいっぱい楽しむのですねぇ。フランス人が休み明けによく”ヴァカンス?もう〜最高だったわよ!”…と話しているのを見かけるのですが、今回、その一例を見たような気がします。


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2 comments:

ChibiRu said...

みちよちゃんこんにちは。
すっごく楽しそうでおいしそうなヴァカンス、うらやましい!!
大人数って大変なこともあるけどすごく楽しいわよね。
アルザスの日記も楽しく読ませてもらいました。
ひと夏のとても素敵な思い出が出来たみたいでうらやましい♪

いつの日か、わたしたちも夏の家を持って、あなたたちを招待したいわ。
逆もまたしかり、ね☆

michiyo said...

ChibiRuさん
こんにちは、コメントどうもありがとう!
とての夏休みっぽい夏休みでしたよ。
バカンスの家っていいですよね。
本当!いつか持てたらいいなぁ。
そしてお互い行き来するの…楽しそう。