Nov 16, 2009

French vs Japanese フレンチ vs 和食

私(日本人)も同居人F(フランス人)も特に食べ物の好き嫌いはありません。私はくさ〜いウォッシュチーズも食べるし、彼も納豆食べる。でも、やっぱり自分の国のご飯が食べたい日が勿論ある。深い意味はないけど、最近作って食べた物の中から和と仏で比べてみた。まずは朝食。

パンペルデュ(またはフレンチトーストとも言う)。卵と豆乳(本当は牛乳)、砂糖と塩少々、シナモン、ラム酒少々とをよく混ぜて、前日食べて残っていた、ちょっと固くなったカンパーニュを浸して吸わした所で、暖めてバターを引いたフライパンで両面カリッっと焼く。砂糖をあまり入れなくて、甘く無かったので蜂蜜とヨーグルト、みかんの輪切りを添えて頂きました。仏朝ご飯は”甘い物”が絶対条件。


対して和は。白飯とほうれん草のみそ汁、甘塩焼き鮭に大根おろし、きのこ(マッシュルーム)といんげん(モロッコいんげん)胡麻油炒め(にんにくと生姜のすり卸して炒めて砂糖と醤油を仕上げに焦がしめにして出来上がり)とアボカドと玉ねぎのなま酢(薄切り玉ねぎに塩して水気を絞ってくりぬいたアボカドにレモンと塩とオリーブ油で合える)。食事はしょっぱい物!が鉄則の和食ですが、朝は時間が無いし、甘い朝食に慣れているので、滅多に朝和食はしないです。これは週末のブランチでしたが。


羊のもも肉とじゃがいもの香草焼きとほうれん草とシャンピニオンクリーム仕立て。仏の昼ご飯はとても重要!なので、じっくりと時間を掛けておしゃべりしながら(特に日曜日は家族で集まってというパターン多し)食べます。前菜、メイン、サラダ、フロマージュ、デザート、カフェの順。平日はそういう風にもいかないのですが、そのかわりフランスの学校の給食や社員食堂(食堂が無い会社はチケレストランというレストランで使える金券(7ユーロ前後)が支給されてレストランで使える)がとても充実しています。ルクルーゼ鍋(のような、重くてしっかり蓋出来る鍋が美味しくなる秘訣)に皮むいたじゃがいもの厚め輪切りを入れて塩とオリーブ油をふって手で混ぜる。その上に塩とにんにく(は縦割りにしたものを肉に数カ所切り込みを入れ、その中に押し込む)、タイム、ローズマリー、ロリエをまぶした羊のもも丸ごと肉を中心に入れ蓋をして、オーヴン200度で1時間半(肉のサイズによって変わるので調整してみて下さい)。暖めたフライパンににんにくのみじん切り、ほうれん草とキノコをオリーブ油(本当はバター)で炒めて塩胡椒、仕上げに生クリームを入れて(でも私は入れない)出来上がり。


たっぷり野菜のあっさり煮。日本の場合、昼食は作業の合間にささっと済ませる…、または朝作ったお弁当を…なんていうのがお昼ご飯のあり方。今は日本のカフェのランチとかすご〜く充実してて、おまけに安い…ので変わってきてるけど。あぁ、日本ってすごいなぁ。いいなぁ、と横道ですが。私は平日は大抵一人なので、軽く…が基本。大根、白菜、きのこ、長ネギを湯がいて塩とごま油にライムを絞った物(ちょっとかぼす酢とかみたいになる)で頂きます。物足りない時は冷やご飯と溶き卵を足して雑炊に…。食べる時は七味も忘れずに。


ヒラメのムニエルとマッシュポテト。夜の仏も日曜の夜以外(ほらっ、日曜の昼は上記の通り時間かけて、おまけにたっぷり食べるから)は意外と、しっかり食べるような気がします。大きめの舌平目が手に入ったので。切り身に塩、胡椒をして、小麦粉を軽くはたいて、よく暖めたフライパンにバターして両面かりっと焼く。塩味の濃いめの溶かしバターにレモン汁を絞ったのがソース。シブレット、グリーンペッパーとレモンを添えて。マッシュはじゃがいもを塩ゆでして、やわらかくなったら、鍋の水捨てて、弱火にしてバターと豆乳(牛乳)を足してねっとりしたら出来上がり。フレンチは一回一回皿を変えるから一度の食事で何枚も写真載せなくちゃ、なのでメインのみ。本当は前菜があったりサラダも付いてきたりします。


和の夕食。その晩はトンカツでした。オランダは豚が安くて美味しいので時々作ります。キャベツの千切りをたっぷり添えて、大根おろしとトンカツソース、マスタードも。作り方はみなさんご存知だと思いますので割愛。


梨のコンポートとショコラフォンデュ。最近、たびたびインテリアの写真に載せていた洋梨。いつまでたっても柔らかくなってくれずになんだかしなびれてきてしまったので、煮てみました。皮むいて、芯を取って4割にした梨に砂糖をけっこうたっぷりかけ,しばらくして水分が出て来たらそれにレモンを半分絞って、火にかけ、沸騰したら弱火で梨が透明になるまで煮て、出来上がり。冷やして食べても美味しいのですが、この晩は暖めて、やっぱり暖めて溶かしたブラックチョコ(カカオ72%)をかけて、おまけにバニラアイス(写真を撮った時はアイスがまだカチカチだったので無し)も添えて食べました。うーむ。危険な美味しさだ。和食は料理に砂糖を使うので食後はデザートがいらない。せいぜい果物で済むけど、フレンチご飯はデザート必須!なぜなら、フランス料理は砂糖を使わないのですよね。そのかわり日本ではお菓子を10時と3時、食間に食べるのよね。こうやって比べてみると仕組みの違いが分って楽しい。最近はデザートの習慣がついてしまって、まずいなぁ〜。

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2 comments:

maururu said...

私も一昨日の鶏の水炊きの出汁で、昨日の夜はおうどんを食べました。

鶏肉も少し余ったので、五香粉と醤油などで漬けておいて、今朝のお弁当に中華風照り焼きに(お弁当では骨をとりました)

寒い冬、美味しいものを沢山食べて、元気に乗り切ろうかネ〜。。。

あっ、アムスって結構手芸屋さん多いんだょー
あの刺繍に合う布、探しといてネ〜♡

michiyo said...

maururuさん
美味しそう〜。寒い日のお鍋は暖まりますねぇ。
照り焼きもイイね。

毎週月曜日には布中心の市も立ちます。
どのくらいの長さ買えばいいかな?
楽しみ〜。