Mar 21, 2011

Nipon Daisuki 日本大好き。


長いことご無沙汰してしまいました。その間に日本は大変な事になってすでに一週間以上経ちます。みな様ご無事でしょうか?このたびの震災の犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。そして被災者のみなさまへ心からお見舞いを申し上げます。

私はといえば、どうしてもはずせない予定があったので、”お砂糖通り人形店”と”フレンチシック”の展示最終日を待たずに、3月11日の午前1h30発の便でパリへ向けて出発したのですが、離陸後1時間程たって、エンジンから異常音が発生したとかで、飛行機は羽田にリターン…。乗客は飛行機を降ろされ、搭乗口で待つ事数時間…結局、別の飛行機に乗り換えて朝7時少し前に飛び立ったのでした。そしてそのフライト中に今回の地震、津波が発生したわけですが、パリの空港に着陸後、飛行機を降りると同時に日本での震災のニュースが飛び込んで来て、JALに乗っていた乗客はほとんどが日本人だったので、すぐにみなさん携帯で日本に電話をかけてご家族の安否を問う連絡を取られていました。私は自宅に着いてすぐ日本の家族に電話をかけたのですが、回線は混んでいた様でなかなかつながらず、翌朝土曜日に家族と連絡が取れ(おかげさまで無事でした)ました。フランスでもその週末はどのチャンネルでもニュースは日本の映像を流していて、じょじじょに時間が経つ程にその被害の大きさが明らかになってきて、その光景には胸がつぶれる思いでした。週明けてからはからネットでNHKのニュースがライブ放送で観られる事を知り、その後はずっと日本のニュースを観ていました。余震が日に何回もあったり、電車が止っている中、Twitter(フォローをしているのは、ほとんどが東京周辺に住む友人とお気に入りの本屋、ギャラリー、アーティスト中心ではあるのですが)でつぶやく人々は電車が止って自宅に帰れなくなった人に、避難所情報提供のリツイートや、被災地への援助の情報、励ましの言葉etc...それぞれで節電を心がけたり…。そして数日たつと、心温まる言葉やサイトのリンク、和める写真やほっと出来る言葉のアップなどされていたり…。そして、それぞれの仕事が出来る状態にある人は、自分の今出来る事をする…と言った感じで仕事に戻って行く様が見えました。そして心配されている原発の方も沢山の勇敢な人たちによって熱をおさめつつある気配(このまま上手く行く事を強く祈っています)。自分は被害の届かない安全地帯にいながら、一週間以上もの間ただただ、ニュースとTwitterばかり見ていて、家からも出ず、ヘタすると椅子からも立ち上がらずに過ごしてしまいました。

その間に、東京の下北沢では参加させていただいていた”お砂糖通り人形店9”が13日の日曜日に終了しました。足を運んで下さったみなさまどうもありがとうございました。また来年もお会い出来る事を…心から祈っています。上の写真は”お砂糖通り人形店”のシンボルとも言える文化人形、ぬいぐるみ、お人形…参加者のコレクションを持ち寄って飾ったひな壇。そして東京の国立にあるお店"SERAPHIM"での展示FRENCH CHIC"は今回の地震の後数日、お店を閉めていた事もあって、少しだけ延長展示をしていただいております。



そしてこちらはSERAPHIMでの展示"FRENCH CHIC"


額絵に絵皿やポストカードなど。


国立の住宅街を小道に入って行くと現れる、”SERAPHIM"まるで秘密の隠れ家”みたいな素敵な空間なのです。国立へ行かれるさいはぜひ。


今回、2週間弱いた日本。ばたばたと駆け足滞在でしたが、とても楽しかったです。あまり写真撮っていなかったですが、美味しかった物をいくつか…。これは友達の家に泊まった翌朝、友達が作ってくれた純和風の朝ご飯。玄米のおかゆに具沢山みそ汁、卵焼きに菜の花のおひたし、縮緬じゃこに明太子。


吉祥寺は井の頭公園の森の奥にあるCafé du lievre"うさぎ館"のそば粉のガレット。オーナーであり画家でもある吉田キミコさんと色々お話しながら頂きました。


新宿はゴールデン街にある黒色すみれの喫茶店”すみれの天窓”で食べた小倉チーズケーキと栗のしましまケーキ。このケーキは”お砂糖通り”にも一緒に参加していた乙女画家”金田アツ子”さんの手作りケーキ。これが絶品(特におぐちーが!)でした。


そして大好きな女の子ふたり組のユニット”黒色すみれ”の”ゆか”ちゃん。去年の暮れにパリでやった”クリスマスの贈り物展”のオープニングの日にパリに遊びに来くれたのをきっかけに、今回は”お砂糖通り”と”すみれの天窓”でと何回か会えて嬉しかったです。


そして今回は韓国はソウル(以前パリでルームメイトだった)から遊びに来てくれた、大切なお友達Eunと共通の友達ほなみちゃん、ちなつちゃんとチェコ大使館でやっていた”ヤンシュワンクマイエル展”を観に行ったり。


そして、Eun彼女が撮った今回の日本の写真はこちらからとは目黒の写真美術館行って、実家から近い鎌倉と由比ケ浜を散歩しました。八幡さまでおみくじ引いて、小町通りをうろうろしてから、長谷寺まで…はたどり着けなかったけど途中で海見て、あまりにも風が強くて寒かったので住宅街にあった、日本家屋の珈琲店で休憩して、長谷から江の電に乗って帰って来ました。彼女は写真家なので、鎌倉から海までの古くて懐かしい感じの町並みを沢山写真に撮っていました。日本、自分の生まれて育った国、日本。フランスに住むようになるまでは西洋にあこがれがあって、日本のこと、日本人である事をあまり意識して考えていなかったけれど、離れた所に住むようになって日本と日本人である自分を考え、意識するようになりました。今回の震災があって、その困難にそれぞれ立ち向かっている人々を見て、被災地で避難生活を余儀なくされてる人の言葉、Twitterでつぶやく友や直接は知らない人々も、原子炉の熱を下げるために水掛けや、危険な作業にあたっている人etc...(首相やら東電お偉いさん、とか色々残念な所もあるけれど、それを差し引いても)日本人、捨てたものじゃないな、と。他にちょっとないよこんな国…と思った。頑張れ日本。

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