From the small kitchen 小さい台所から

一体なんでしょう？宇宙船？三本足な所とか、先っちょの取っ手がアンテナみたいな所とか…。それはこれを見た時の私の第一印象。でも、実はスライサーなのです。人参サラダが大好きな私とF氏。よく作るのですが、でも、人参の千切りが時間掛かっていやだなぁ…という私は…そう、ただの怠け者です。5月まで住んでいたオランダはアムステルダムのアパートは家具付きでした。キッチン用品も充実していて、スライサーも電気の物がありました。で、その時にその便利な電化生活に慣れてしまった私、手でごりごりとスライスする生活にもどるのがいやだなぁ…という訳で、パリに戻って来てから一気に人参サラダの回数が減って、でも食べたくて。やっぱりマシーンを買おうかな…と思っていたところ、土曜日に出掛けたフリマでこいつに出会ってしまいました。売っていたマダムにこれ今も使える？って聞いたら、勿論！との事だったので(１€だったし)買いました。早速使ったら、素晴らしい！ちゃんと使えるし、電気の物に比べて軽いので洗うのも簡単…気に入ってしまいました。おまけに自分エネルギーを使ってできるしね。また、人参サラダの日々が再開しそうです。

そして土曜日の戦利品…お次はルクルーゼのフォンデュ鍋。なんと今住んでいる家には大鍋(こちらもルクですよ)が一つとフライパンのみしか無かったのです。なので、お鍋の替わりに小さい中国製の電気炊飯器を使って、それでみそ汁やら作っていた(それはそれで便利だったのですが、中のお釜部分のテフロンがはげてアルミがむき出しなのが気にかかっていたので)のですが。一目見て、あっルクーゼの色だわと思って手に取ってみると、案の定…ふたの裏に浮き彫り文字がありました。で、売っていたムッシュウと交渉。これ、フォンデュ鍋で下のストーヴの部分とピックなんかも全てそろっていたのだけど、全部丸ごとだと私の予算からはみだすし、私は鍋として使いたかったので”鍋だけ欲しい”と鍋のみ譲ってもらいました。でも、こんな形のルクルーゼのフォンデュ(中の色もちょっとブルーグレーっぽい色なのです)は見た事ないなぁ…家に帰ってネットで検索しても年代とかは分らなかった(ご存知の方いらっしゃいましたらご一報下さい)ですが、早速これでご飯を炊きました。使い心地の方は、ばっちりです！

土曜日の戦利品…最後はコレ。可愛い柄の缶や紙箱が大好きなのですが、器はなぜかシンプルな物に惹かれるこの頃。行ったフリマのはずれの方に、お家のガレージでフリマをしているお宅があって、その時雨降って来たのもあって、避難がてら入って見ていて見つけたパテを入れるための壷…白と黄。なんかとても味があって気に入ってしまった。白い方は裏に刻印あったので調べたらクレイユエモントロー1884-1920時代の物でしたよ〜。フリマはやっぱりキッチン用品を探すのが楽しいな。

で、夏はやっぱりカレー！昨日無性に食べたくなって作ったホウレンソウとチーズのカレー”サグパニール”。ちょうど家にはほうれん草があったし、買った時から半分クリーム状だった濃厚牛乳があったのでそれを使ってチーズも手作り。ご飯は先ほどのルクルーゼ鍋を使って、ね。レシピはこちらを参考にさせてもらいましたよ〜。残念ながら買い物に行けず、カスリメティというスパイスが入れられなかったのが残念。しかし、カレーすごい！食欲がすごく湧いてしまって、ちょっと困るくらいですよ。美味しいなぁ、カレーって。またカレー三昧してしまおうかしら？でも、まずはドアが直って外に出かけられるようになってから。明日こそは来てくれるでしょう、ドア屋さん！！なぜドアが壊れてるかはこちらで。

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