Jun 28, 2010

Crime et chatiment 罪と罰


オルセー美術館でこの週末までやっていた展示”Crime et Chatiment"罪と罰”に行って来た。金曜日はオルセー22h00まで開いているので、仕事帰りの友達とF氏と待ち合わせて。アートで見る犯罪史といった感じで、フランス革命時の暗殺やギロチン(そのものの展示もあった)にかけられた人の頭、ファムファタルに19世紀の新聞の殺人記事から20世紀初頭の殺人現場の写真etc...素晴らしい作品たちではあるものの、同じ作家の別の作品を見たいかも〜などと、ちょっと複雑な気分になりながら見学していたのですが。(それでも、見たかったDavidのLa Mort de Maratも見れたし、最近19世紀の新聞の刺し絵師を調べていて、ぜひ見てみたいと思っていたグランヴィルという人の挿絵を見る事が出来たり、ヴクトルユーゴーのスケッチの巧さに驚いたり、とても面白かったです。)その途中、履いていた草履(インドの)の鼻緒(と呼んでいいのかな?)が”ぶちっ”と突然切れました。なんか不吉だ…。遠く日本にいる家族に何か不幸があったかも…と怖くなりながら、切れた鼻緒を応急処置で結んで、心持ち足を引きずりながら家にもどってみれば…。なんと、泥棒に入られていました。ドアには3っ鍵が付いているのですが、マイナスドライバーみたいな物をドアの隙間に入れて、こじ開けた様子。円の現金と私のたいした事無いアクセサリー(金属限定)がそっくり持って行かれてしまった。換金しても多分ほぼ価値のない物ばかりだろうに。(ビクトリアンの指輪とか、19世紀のロワイヤリストのペンダントとか、それにF氏からもらったブローチも)でも、自分にとってはひとつずつ、思い出がある品なので本当に残念だ。でも、居間に飾ってあった古物、古本の数々には全く手を触れていない様子だった。セルロイドのブローチや腕輪、ロザリオ、古いレースや古い缶、19世紀の紙の小箱などには全く興味が無かったらしい。結局被害はそんなでも無かったのだけど、F氏と二人してへこんでしまった。玄関を取り替えてもらうまで、鍵がすぐ取れてしまう状態なので、家を開けられない状態になってしまった。今週中には工事してもらえるようですが(あやしい、ここはフランスなので)それまでは家を開けられない。そんな訳で、どちらか片方ずつしか外出出来ないので、不便です。


そんな事があっても食べる物だけはしっかり摂る私達です。日曜日は市場で買った”鰯”をグリルして”クスクスサラダ”と。ロゼワインと一緒に、夏っぽく。

近所のコーヒー豆屋さんの店主に泥棒話をしたら、”実はうちも2ヶ月前にお店に入られた”のですって。色々、保険についてなど、ためになるアドバイスをしてくれました。おかげでなんだかちょっと元気が出た。パリは本当に泥棒いっぱいいるので、みなさんも気をつけて下さい。


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8 comments:

namima said...

え〜〜っ、それはショックだね!!
泥棒にとっては価値のない、でも、みっちゃんにとってはとても大切な思い出の品…。返してほしいね!
早くドアがなおりますよう。
それと、せめて、はちあわせなくて良かった。

miki sakurai said...

うわーっ。。ほんとに大変な目に遭ったね。。それにしても、すごいね、悪い予兆が切れた鼻緒とは。。。パリは本当に空き巣だらけだからなぁ。。私の日本人の友達も、二人やられてる。(ひとりはマレ在住、ひとりはうちのすぐ近所に住んでた時。。)私も、旅行行ったり、家をちょっと空ける度にドキドキしながら帰宅してるよ。今までは被害ないけど、やはりなにか対策を練らなくては・・・と思っちゃうね。それにしても被害が大きくなくて良かった。でも、アクセサリーとか、思い出の品はショック!!前通ってた歯医者さんの家も空き巣にあって、家族に代々伝わる古いビジュー類を持ってかれてしまった。。。って。。(そういう盗品が、ブロカントとかに出回ってることもあるんだろうね。。苦笑)

maururu said...

大切なものがいくつか盗られてしまって、悲しい気持ちなのはとても伝わります(T_T)でも、命が無事で本当に良かった♡ 大切なものがなくなるのは身代わりになってくれたって言うし。。。

PCは大丈夫だったんだネ!とにかくすぐにお金が欲しかったんだろうか。。。

ドアの鍵って上下にのびるタイプの棒とつながってるような物が付いてたんだっけ?

マイナスドライバーで開いちゃったなんて。。。

これからヴァカンスシーズンだし、本当に多くなるから気をつけてネ!! (知り合いはキャトルジュイエの花火を見に行っている時に泥棒が家に入り、ヴァカンスように下ろした現金2000ユーロを盗まれたって。。。)

1度入られると、取るものがなかったとしても、他の泥棒さんも同じところ見てる(鍵が開きそうだとか)ので、ご用心だょ!

コーヒ屋さんにまで入ってたなんて。。。!!
その地区狙われてるかも。。。

michiyo said...

namimaさん
そうなのだよ。でも泥棒さん、入ったからには何か持って行かないと…なんでしょうけどね。
はち合わせは確かに怖いです。

michiyo said...

miki sakuraiさん
鼻緒って切れるんだねぇ。でも、身内の不幸とかでなくて本当に良かったです。ははは、そういう品がブロカントにで、私のような古物好きが買って、さらにまた盗られて…変な循環だけど、してたりするのかも。

michiyo said...

maururuさん
パソコンはねぇ、袋に入って玄関のわきにあったのだよ。盗ろうとして、でも何かの理由で持っていけなかったかした様子。最初、帰って鍵を差し込んだら回らなくて、ドアが完全ブロックした感じで、すぐにポリスに電話して説明したら、スクワットじゃないかって言われたの。ただたんに壊された鍵が引っかかってただけなんだけどね。でも、スクワットだったらもっと怖いよ。住む所なくなっちゃうんだもんね。
この地区がというか、パリは空き巣本当に多いです。
今回は扉をしっかり取り替えるつもり、ああ、早く工事の人来て欲しいです。本当に今週中にくるのだろうか?

maururu said...

ホントに早く来てくれることを祈ってる!
ドアが無事に変わったら、どうかこのブルーな気持ちを発散すべく、美味しいものを食べに出掛けるとか。。。して過ごしてください(><)/

あぁ、ハグしに行きたいょー!!(私のハグどころで気持ちが切り替わるとは思えないけど 笑)

michiyo said...

maururuさん
ご心配をおかけしました。実はもうけっこう元気なので大丈夫だよ〜。ありがとう。でも、家を空けられないのはちょっと不便ダワ。