Jun 20, 2009

Holland color オランダの色


オランダの民族衣装って可愛い。カルピス劇場”フランダースの犬”を思い出してしまうので(子供の頃に最終回を観てショックを受け、以来観ていない)あまり気にかけていなかったのですが、よく見てみるとストイックな黒のドレスに繊細なレースと縞のスカート、所々に使われる花モチーフの布…。とても好みです。という訳で民族衣装の女の子描いてみました。


今日の散歩で見つけた可愛いモチーフたち。これは玄関の小さな小窓…に貼ってあるレース。


アールヌーボーモチーフのタイル。


七宝焼…みたいな色が美しい。


オランダの色は”渋”が混ざっていて、ちょっとくすんでいる。オランダ絵画もしかり。太陽光が薄い感じ。オランダに来るまで、フランドル派の絵が嫌いだった。どんよりと曇った色をしているから。だけど、住んでみて分かった。ここはとても雨が多い所だ。晴れている時でもすぐに、鼠色の雲がどこからともなく湧いてきて、あっという間に空を覆ってしまう。そして雨がさーっと降ったかと思うと、また太陽が顔をだす。その時の風景は空気が洗われて、しっとりと濡れた緑は日の光を受けてきらきら輝きだす。綺麗だな…と思う。この頃、このどんより色…がちょっと、好き。


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3 comments:

dauphine said...

新作、色遣いがとても素敵!
繊細な線が出す表情も何とも。

小窓にレースを貼るっていうのもお洒落ですね。いいアイディア。

ところで、フランドル絵画の話、絵画って、それが描かれた場所に行ってみると、妙に納得することありますよね。「ああ、この色を出したかったんだな」とか「この光を表現してたのか」とか。

上戸彩 said...
This comment has been removed by a blog administrator.
michiyo said...

dauphineさま
どうもありがとうございます。
最近、落書きがだいぶ肩の力を抜いて描けるようになってきました。歩くように、散歩するみたいな気軽さで描いてアップして行きたいと思います。
細かい所に可愛い物があります、アムス面白いです。
そうなんです、そうなんですよ。闇あっての光、厳しい寒さあっての春の喜び…みたいな。ストイック…オランダって。本当に来てみて初めて分かりました。